良い姿勢は「手」が大切なポイントです!
「しつけ(躾)」って
具体的にはどんなものでしょう
身(からだ)へん…に
美(うつくしい)の…つくり
やっぱり
身体に関する指導が
少なくないと思います
*
じゃあ
具体的にどんなこと躾けますか?
と問えば
「姿勢」は
圧倒的多数の方が挙げられる
ことでしょう
*
じゃあ
「姿勢」を躾けるために
どんな言葉を使いますか?
と問えば
きっと
「背筋を伸ばして」
「胸を張って」
「猫背にならない」
は間違いなくトップ5には
入るでしょう
*
世間では「姿勢の先生」と
認識されることが多い
アレクサンダーテクニーク教師ですが
(間違っていても認識されてるだけでありがたいw)
他の先生方は
どんな風にご自身のお子さんに
姿勢の躾をされているんでしょう
今度お友だちの先生方に聞いてみよう
多分それぞれにユニークなアイデアをお持ちなんだと思います
*
まぁ、私はアレクサンダー教師として
レッスンでも使っている言葉ですが
「頭はどこ?」
が、一番アレクサンダーテクニークっぽくって
いいかもしれません
大抵はそれで
<押し下げ>が緩和され
<自分と空間への気づき>が戻ってきます
自分でできない人には
軽く頭に手を添えて
「ここが頭だね」と気づくお手伝いをします
*
でも、最近のパパアレクサンダー家では
違う言葉が頻繁に使われています
それは…
「左手使おう」
です
*
手(指)は
第二の脳と言われるほど
手が使えてないってことは
ほとんど頭が使えてないのと同じです
脳が全開にスイッチオンしていれば
だいたい身体は問題なく使えますので
(すなわち機能的に無理のない姿勢でいられる)
ものごとを右手でしか行わないように思えることでも
ちゃんと左手もそれに参加できていると
パフォーマンスは高まります
*
字を書くとか
ご飯を食べるとか
これらは私たちも小さい頃
「ちゃんと左手を使いなさい」
って言われてきたはずです
左手をぶらんとさせたまま
または左手で頬杖をつきながらでは
まず字は上手に(丁寧に)書けませんし
ご飯は食べづらくて美味しく頂けません
*
で、これは
単にマナーとか子どもの躾とかだけの問題ではありません
役者の演技や
歌手の歌唱などにも
すごく手は大事です
教える人や
プレゼンテーションをする人にも
とても手は大事です
両手を上手に使うことがとても大切なのです
ダンスや
武道などをやる人は
この辺は当然のことと理解されているはずですが
意外と役者は演技中の自分の手を意識から離します
歌手の人もマイクを持つ側だけだったり
まったくぶらんとさせたままだったりします
*
これは
「表現として、とにかく手を動かせ!」
って言っているわけではありません
なかにはそう言うパフォーマンスコーチもいるでしょうが
それでは表現法が限られてしまう
(ぶっちゃけ、脳と繋がっていないで手だけを動かすと
西洋人の猿真似したようなマジでカッコ悪いプレゼンになります…)
大切なのは常に両手を認識しているかということ
そして頭から指先までの流れ(神経などのつながり)が
途切れずにいられているかということです
*
人によって手と腕の使い方(の癖)が
本当にそれぞれ違うので
細かいところはレッスンで
あなたにあった手の使い方をアドバイスしますね
でも
まずは
いつも出来るだけ
両手を同じように認識しながら
いろんな動きに取り組むようにしてみてください
姿勢が良くなる
肩こりが軽減する
声が楽に出るようになる
こういったことは
自分の手を上手に使うことで
大きく改善されていきます
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パパ_アレクサンダー
倉持 一裕
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